GAIA VOICE

日野雄策のコラムです
言葉の大切さ2
前回、言葉の大切さというブログで、この国の総理大臣について用いた「おばかな」という表現が、いかがなものかというご意見をいただきました。言葉の大切さを言いながら、私自身、乱暴な表現だったと反省です。また、漢字の読み違えについては、たびたび原稿の誤字脱字を指摘される我が身を棚に上げて、人のことがよく言えたものだと、これまた反省しています。このように私の文章を批判してくださる方もあれば、中には応援してくださる方もあり、つくづく無責任なことは書けないなと、引き締まるものを感じています。良いにせよ悪いにせよ、自分の出した言葉は自分に返ってくるということですね。本当に、言葉の重さを感じる今日この頃です。

私は、あの文章で麻生さん個人を否定するつもりではありません。おじいさんが政治家で、お父さんも政治家で、そして自分も政治家という代々の票田を地盤に持つ世襲議員の彼に、どこかできの悪いお殿様が重なったので、つい・・・。

政治家として尊敬される西郷隆盛の言葉に、「子孫に美田を残さず」というものがあります。政治家たるもの、子供のために美田を残すことは、子供をだめにするだけでなく、社会をだめにするという戒めの言葉でしょう。民主主義国家でありながら、これほどまでに世襲議員の多い日本。西郷さんの言葉はむなしく、小泉さん、安部さん、福田さん、麻生さんと、この間の総理大臣はすべて二世三世議員です。日本はまだまだ、江戸時代から抜け切れていないのでしょうか。政府のことをお上と呼び、規制によって縛られ、何かあるとその権力で封じられる。それを変えて行くために選挙があるのですが、投票率が低すぎます。六割に満たない投票率では、有権者の三割で政権が取れるため、票田という古い体質に左右されます。アメリカがチェンジを成し遂げたように、日本の有権者も、真剣に日本の未来のことを考えて選挙にのぞむべきですね。

選挙が近くなると、言葉はますます軽くなるように思えてきます。票を入れてほしいがために、上っ面の政策を叫ぶ政治屋のなんと多いことか。大人として自分の言葉に責任を持つべきなのに、そんな常識も守られていない政治の世界。改革という言葉に国民は期待し、3分の2を超える政治勢力となった政府ですが、結果はほとんど変わっていないという現実。それどころか、数の力で押し切られる政策に、国民は何の対処もできないというありさまです。どうやら、選挙演説は眉につばをつけて聴くことが肝心なのかもしれません。
| political | 17:21 | comments(0) | trackbacks(0) |









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